転がり抵抗係数とウェットグリップ性能が重要な理由

自動車のタイヤを選ぶ際に知っておきたい、タイヤの性能について解説します。まず転がり抵抗です。

転がり抵抗とはタイヤが転がる際に受ける抵抗のことで、これが少ないほうがタイヤがよく回転します。その結果、燃費が良くなってエコなタイヤだということになります。

ただ、昔は転がり抵抗を少なくするとタイヤの摩耗性などの面で問題が発生していたのですが、技術の進歩によって、転がり抵抗を減らしつつ耐久性も向上させたエコタイヤが登場したのです。

タイヤには転がり抵抗係数が設定されており、等級がAAAからCまでに分かれています。等級が高いほど、燃費をよくできるタイヤということになります。

ただ、タイヤにはウェットグリップ性能も大切です。これは雨で濡れた路面でどれだけグリップ力を保てるかという性能です。

転がり抵抗が少なければ一般にこの性能も低くなりますので、雨の日の運転が課題でした。しかしこれも技術の進歩により、タイヤの溝の形状や素材を工夫して排水性をよくすることなどで、燃費の良さとグリップ力を両立できるようになったのです。

とはいえ、安全運転のためには、やはり雨の日はスピードを控えめにして、車間距離も多く取るようにしましょう。